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2020/12/28

情報化やオンライン教育が進まない理由

| by 校長
世の中でオンライン教育や情報化が進んでいます。石原小学校でもオンライン化を進めてきましたが、まだまだ不十分です。公立の小中学校ではオンライン化がなかなか進みません。その要因を探っています。

 

 小中学校のオンライン化が難しい理由

 1 全員ができる環境でないと進められない。

 オンライン環境はご家庭においても様々です。公教育なので皆さんがそろわないと「できない」「やらない」としています。紙が使われるのもそのせいです。

 

 → コロナ禍でオンラインは進んできました。運動会のweb配信もその1つです。

   見られないご家庭のためにはPTAと相談してDVD化をしました。

 

 2 前例のないことに予算や事業が進められにくい

 学校も行政なので予算で動いています。予算は大切につかうことがもとめられているのでなかなかやったことのないことには使えません。また事業も新しいことをして失敗することができないので進みづらいことがありました。

 

 →熊谷市から6月GIGAスクール構想先進研究校の委嘱をうけて、市内の他校よりは様々な取組を認めていただいています。しかし、GIGAスクール構想予算は、まだ執行されていないので学校でタブレットを購入したためにまだ40台しかありません。あと40台は貸与されています。コロナ禍でポケットWIFIを少しだけ(12台)レンタルできました。ご家庭に貸し出すことも可能です。現在はリモート朝会や運動会で利用しました。

 

 3 「コロナが収まったらやりましょう」という発想

 従来の対面教育は有効です。いままでそうやって学校は成り立っていたために、ご家庭より情報機器が充実していません。また、PC室等も770人の児童に対して40台しかありませんでした。コロナが収まったらまた対面教育できるからオンラインをしなくてもなんとかなると思っている発想があります。オンライン教育は新しい分野でやったことがないことです。

 

 → 冬休みを前に石原小学校では、全校ZOOM朝会を行いました。まだGIGAスクール構想の環境にはなってない中で各クラスに映像を届けることは大変です。オンラインにはトラブルがつきものです。そのトラブルを克服していかなくてはなりません。子供たちを前にオンラインを行うことは対面に比べるとリスクが多くなります。それでも今進めなくては進まないので準備やリハーサルなど努力しました。オンライン化を一般的にしていくためには努力が必要です。外部の企業のお手伝いがあればと思っています。学校は基本マンパワーで動いているのです。

 

 冬休みに入り、動画を見て運動しているかを見ています。動画だけみて運動していないかもしれません。動画をみなくても運動しているかもしれません。それでも動画の視聴回数が増えていると言うことは、みなさんに見ていただいていることだと思っています。たとえ「全員がやっていなくてもやる」というオンライン教育推進の原則からもあきらめずに進めることが大事と思っています。学校には制約があります。一般のyoutuberのようにはできないので目標に届くことはむずかしいかもしれません。それでも石原小学校の子供たちに何かが届けばいいなと思っています
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校長室カウンタ

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ご挨拶

 
校訓 「強く 正しく 睦ましく」
学校教育目標
『夢や目標をもち、自ら学び、心豊かでたくましい児童の育成』 

第26代校長 加藤 信 

 令和6年度がスタートしました。新型コロナウイルスが5類に移行し、行動制限のない通常の学校生活に戻ってのスタートとなりました。4月1日付で、第26代校長に就任した加藤 信です。関根校長の後任として、とても光栄なことであり、重責を感じています。精一杯頑張りますので、よろしくお願いいたします。

 新年度に当たり、「学校経営方針」として『夢や目標をもち、自ら学び、心豊かでたくましい児童の育成』を掲げ、教職員全員の力を合わせて取り組んでいきたいと思います。目標の連鎖を目指し、2つの提案を考えました。

 1つは、『ドリームカード』です。「キャリアパスポート」とリンクさせ、前期前半から4つのサイクルで目標と方策を立て、自分に挑戦していくものです。大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手が高1の時に作成した「目標達成シート」がヒントになっています。

 もう1つは、『いしわらテン』です。校訓「強く 正しく 睦ましく」から、「石原小スタンダード」を参考にし、具体的に10の取組をピックアップしました。これを先生方に分担して担当してもらい、1年かけて子供たちに達成させ、成就感を味わわせ、自信をもたせたいというものです。児童の実態を踏まえ、スモールステップで少しずつ階段を上り、「やればできる」「やってよかった」と自信をもってもらいたいと考えています。
 「楽しく学ぶ学校」は、小学校の基本です。150周年行事を行い新たな歴史を刻んだ石原小学校は、保護者、卒業生、地域の方々からたくさん応援していただいていると聞いています。学校は、「楽しく学力を身につけるところ」「思い出を作るところ」です。保護者のみなさまにおかれましては、今後とも学校と家庭が一体となって進めてまいりたいと考えております。
 152年目を迎える今年、新たな石原小の歴史を刻めるように保護者、地域のみなさん、卒業生のみなさんと石原小学校を一緒に創っていきたいと考えています。今年度もよろしくお願いいたします。 
                                 令和6年4月8日  

 

石原小のプロジェクト(学力・ICT活用・地域とともにある学校)

現在進行中の石原小のプロジェクト


完了したプロジェクト
・ 運動会web配信プロジェクト(ICT活用・地域連携)
 新しい修学旅行プロジェクト(地域連携・ふるさと学習) 完了
・ コロナ対策学校行事代替プロジェクト 林間学校・遠足等 完了
・ GIGAスクール先進研究校プロジェクト(市教委 ICT活用)完了
・ まなプロ(総合教育センター・リコージャパン ICT活用)完了
・ 学力向上プロジェクト(県教委)完了
・ 150周年記念事業プロジェクト 完了
・ 石原学プロジェクト(地域連携)令和5年度末まで 完結
 
「ウィズコロナ SDGs共生プロジェクト」
    →「睦ましくプロジェクト」 令和5年度末まで 完結
・ 情報教育プロジェクト 令和5年度末まで 完結
 

情報教育 その1「情報ってなに?」

校長から情報モラルの教材を発信します。
子供たちといっしょにかんがえていければと思います。

情報教育とは、情報や情報機器を使うときに必要な教育です。
3年生から6年生を対象としています。はじめはこのような形で発信します。
だんだんグレードアップしていこうとかんがえています。

第1回目は 「情報って何?」
インターネット教習所web1.pdf



答え
①情報は音でつたえるものである                          × 音だけなく 映像や文字もある

②テレビにハムスターが映っていますテレビの中にハムスターはいません。 〇 生きているハムスターはいない。 

③キャンプは「楽しくない」と言われたら本当に楽しくない。     ×一人の人が楽しくないといっても行ってみないとわからない。

次回は17日の予定です 第2回「情報は人がつくっている」


 

情報教育 その2「情報は人が作っている」

情報教育第2弾です

一緒に考えてください。
第2回目は「情報は人がつくっている」
インターネット教習所web2.pdf
答え

①人の話は、かならず正しくつたわる。 ×   変わってしまうことがある
②人によって話が違うのは情報は人が作っているからである。〇 
 ③人は話を作って伝えることがある。〇

次回は25日の予定です。 第3回 「情報は取り戻せない」
 

情報教育 その3「情報はとりもどせない」

情報教育第3弾です

 一緒に考えてください
 第3回目 「情報は取り戻せない」
 インターネット教習所web3.pdf


①写真をネットにのせるとたくさんの人に配れる。

○ ネットにのせると一気にコピーされて拡散することがあります。
  見ている人にはほぼコピさーれます。ですからたくさんの人に配ることができます 

 ②「よい」とおもって写真をネットをのせることを「いやだ」と思う人がいる。
○ います
  写真を他の人にみられると嫌だと思う人がいるのは当然です。
  見知らぬ誰かに写真を配られていい気持ちではありません。
  自分がよいからといってなんでもネットものせることは良いことではありません。
  かならす相手に承諾「のせていい?」と聞いてそのリスクがわかって「いいよ」
  といったらのせることができます。


 ③ネットにのせた写真はもう消すことはできない。
○消すことはできない
   情報はものと違ってコピーされやすいです。特にネット上に載せたものはすぐにコピーされます。
   相手の端末にはいった写真を特定して消すことは難しいです。他人がみられるということは
   その時点でコピーされているのです。発言したことを相手に「わすれて」といってももう忘れられないとの同じです。
   紙に書いた文書はとりもどすことはできますが、相手が読んでしまうと記憶から消すことができません。
 

情報教育 その4 「その情報はただしいの?」

情報教育第4弾です。

 一緒に考えてください。
 第4回目「その情報は正しいの?」
インターネット教習所その4.pdf

1.テレビの放送は全て正しい  × テレビの情報がすべて事実を伝えているわけではない
               間違っていてののちに訂正されることもある
               「やらせ」といわれる大げさな表現や事実を作ってい
                ることもある
2. インターネットの情報は全て正しい × インターネットのはだれでも配信すること
                     ができる。誰が書いたかわからない匿名の記事や映像がある。

3.コマーシャルの情報は大げさにいうことがある  〇物を売るためにはよいことを中心にいうことがある。音楽を使ったり、いいところだけを伝えたりすることがある。