普段からスマホやパソコンで文字による会話が行われています。今では当たり前ですが、以前は手紙のやりとりでした。手紙は時間差があり、返事もゆっくりでした。これは会話という感じではありませんでした。それがメールとなり、スピードが出るようになりました。その後掲示板 チャット ラインというように少ない文字で往復することが可能になりました。通知や既読表示でほぼ会話になってきています。
「文字の会話」これは、今、あちこちに存在していてます。便利ですが、その特性に気づかないことで、誤解やトラブルが多く起きています。改めてこれを考えていく必要があります。一度にたくさんの人とも会話することも可能ですが、本来会話は対面で行っていることです。表情やイントネーションで伝える部分があります。そして、意味が分からない時にはすぐに聞き返したり、もう一度いってもらったりできますが、文字の会話ではなかなかそれも行われず、誤解したままの状態もおきます。
さらに、
文字の会話は文字が記録に残っています。取り消しは簡単ではありません。声の会話でも一度行ってしまうと取り消しが難しいように情報は一度相手に渡すと取り戻すことができないのです。文字による会話は、第3者にも見られるようになっています。当事者同士以外では、それに対して違う受け取り方をしてしまうこともあります。
そういったこともこれから子供たちと一緒に考えていく必要があります。これは今までの学校教育では扱えなかった分野です。大人でも難しいことです。これから、全校で少しずつ取り組みます。運動会、授業と子供たちにはいろいろなことがありますが、その合間を縫って取り組んでいこうと考えています。
教材の一部を紹介します。