ちょっとやってみよう
ことしのゴールデンウイークはステイホーム(おうちにいましょう)という、今までにないゴールデンウイークでした。みなさん、どんなお休みをすごしましたか。
さて、このあいだ、校長先生が「一番大切なのは命、つぎが家族のきずな、そして学習」というお話をしてくださいました。前回のホームページでは命を救う方法を紹介しましたので、今回は家族のきずなについて考えたいと思います。
家族のきずな、というと、なんだか特別なことのように感じますが、かんたんに言えばおうちの人とのつながり、やりとりのことです。大切なつながりを強くしたり、じょうずにやりとりをしたりするには、どうしたらいいでしょう。今、おうちでできることはなんでしょう。
その答えの一つとして、「おてつだい」があります。「なんだあ、おてつだいかあ。いやだなあ」という人に読んでいただきたい内容をしょうかいします。
① かんたんなことからやってみよう
・ごはんのときに、おはしをそろえる。
・じぶんがつかったおちゃわんをシンクにはこぶ。
・げんかんのくつをそろえる。
「なんだか、できそう!」でしょう。
「そんなの、もうやってるよ」「かんたん、かんたん」という人のために➁があります。
➁ ちょっとコツがいるよ
・しょくじのまえとあと、台ぶきんでテーブルをふく。
・せんたくものをたたむ(タオルやくつしたからやってみて)
・げんかんをはく。
➁のおてつだいは、
〇台ぶきんをきれいにすすいでしぼる、テーブルをすみずみまでふく
〇タオルやくつしたをきちんとそろえてたたむ
〇ほうきをつかう(ほうきのもちかた、はきかた)
というスキルが必要です。おうちの人に教えてもらうといいで すね。
③ そして上級者むけのおてつだい
・おちゃわんやお皿をあらう
・せんたくものをたたむ(シャツやズボンはむずかしいよ)
・おふろそうじをする
〇せんざいをつかっておちゃわんをあらう、すすぐ
〇シャツやズボンのたたみかた
〇おふろのあらいかた
ここまでくると、ぐっとスキルがむずかしくなります。それぞれのおうちのやりかた
がありますから、かならずおうちの人とそうだんしてからとりくんでみてくださいね。
学校がはじまったら、ぞうきんのしぼりかた名人やほうきのつかいかた名人に会う
のがたのしみです。がんばろう!!!保護者の方へ
子どもの取り組んでいるお手伝いランキングのデータがあります。
①食器の上げ下げ ②洗濯物をたたむ ③お使い ④かんたんな調理 ⑤風呂掃除 ⑥ごみすて ⑦玄関掃除 ⑧食器洗い ⑨新聞をとってくる ⑩洗濯物干し
そのほかに、ペットの世話、花の水やりなどがあります。(小学館「小学1年生」より)
「子どもに自信をもって物事に取り組んでほしい」「うちの子は自己肯定感が低いので、高めたい」というお話をよく保護者の方から伺います。実はお手伝いは、そのよい手段の一つです。簡単なことでも、「家族の役に立った」「自分にできた」という思いは自信につながります。そして、それを褒められることで、仕事に対するやりがいや自分が認められることの喜びを感じたり、次への意欲につながったりします。「できた」「きれいになった」という満足を感じている時、人から褒められたら、私たち大人でもうれしいし、「また、がんばろう!」という気持ちにもなりますよね。
家族のふれあいが多いこの時が、子どもを「褒めて、認めて、育てる」時間になるといいですね。