「や」 八坂様 石原・本石の まつり神
八坂神社の創建された年月については、資料がないので不明ですが、高城神社所蔵の宝暦2年(1752)に描かれた熊谷宿古絵図には、天王社として載っており、同図ではこの付近の中山道筋が天王丁1丁目と記されていることから、絵図のかなり前から天王社があったことと思われます。
明治維新後の神仏判然令により、京都の総本山が八坂神社と改称されたので、石原の天王社も八坂神社と改称されました。
明治42年八坂神社は他の9社と共に村社赤城久伊豆神社に合祀され、八坂神社跡には、お神輿の祠だけが残されました。終戦前夜の空襲でこの祠も焼失し、しばらく空き地になっていましたが、石原地区の八坂祭典の中心として、八坂神社を再建したいとの気運が盛り上がりました。そして地元全員の協賛寄付金で、昭和40年(1965)7月に再建されました。