昭和二十三年に制定された国民の祝日に関する法律では
こどもの日 五月五日 「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する。」とあります。
今年のこどもの日は、こどもたちがいろいろなところで楽しむイベントは行われませんでしたが、改めて「こどもの人格」を考えてみます。
「人格」を辞典で調べると
大辞林 第3版では
人がら。個人として独立しうる資格。
① 人柄。品性。
② 心
デジタル大辞泉では
・独立した個人としてのその人の人間性。その人固有の、人間としてのありかた。
・すぐれた人間性。また、人間性がすぐれていること。
とあります。
今、こどもは親が育てていますが、いずれ一人で独立していきます。
こどもにも人格があります。
こどもたちは、毎日夢中で生きているところがあります。間違いをすることもあります。失敗を経験しながら一人の人間として成長します。
「人格の完成」が教育の目的とも言われています。(教育基本法第1条より)未完成なところがあります。それを完成に向けて、問題解決する方法を身につけるために、応援することが教育とも言えます。
そして2つの辞典では、言い方が違いますが、「独立」ということばは共通しています。
いずれ、こどもが独立して生きていくために人間性を育んでいく期間が大切だということがわかります。
そして「人柄」「人間性」が人格の大事な部分だということもわかります。
こどもの日 改めて子供たち一人一人の幸せを祈っています。そして、健全に成長をしていくことを願っています。