石原小学校は、現在746名の児童数を誇ります。熊谷市では一番多いです。埼玉県北部でも一番多いです。以前はこの規模より多かったのですが、現在はこの規模でも大規模校と言われます。たくさんの児童がいればたくさん友達ができます。卒業した児童に聞いても石原の自慢は「人数が多いこと」という答えが多く返ってきます。その分クラス替えでいろいろは人と知り合えて友達が増えるという答えも返ってきました。人数がいることは良いことなのです。
　最近はこの人数が多いことで困難もあります。「コロナ禍は密を避ける。」ということから距離を離すにはスペースが必要です。そのスペースはすぐには増やせないことです。都内の学校はもっと困っていると思います。小規模校ではスペースはあります。また、学校の施設は昔から人数が多くても少なくてもほぼ同じ規格です。例えば校庭です。人数が多い学校が大きな校庭があるわけではありません。プールもどの学校も同じ規模なのです。体育館は少し大きめに作ってもらってあります。数もそうでした。例えばコンピュータ室のパソコンです。700人以上いても40台です。学校の電話回線は２つ。人数の少ないほかの学校と同じなのです。コロナ禍になってこうしたことが困難になってきています。ＧＩＧＡスクール構想は一人1台パソコンです。その結果、学校には758台というパソコンがきました。つまり、一人一人を考えたときに限られたスペースを使うしかないので、このＧＩＧＡスクールの発想にのって「ＩＣＴを活用する」という道を大規模校は選ぶことになると思います。
　人数が多くてよいことはなにか？それを考えています。コロナ禍でたくさんの人がボランティアにきてくださったこと、家にあるものをたくさん寄付してくださったこと、コロナ禍でたくさんの方々が応援してくれました。これからも石原小学校のみなさんと一緒にこれからも考えたいです。人と人がたくさん集合しなくても心がつながって大きな力になること！「コロナが終わったらね」じゃなくて「今できることは何だろう？」学校はもう少しで150周年を迎えます。石原小学校を卒業したたくさんの卒業生がいます。みなさんの力をお借りすることができたら「もしかしたら、、」ってことも考えています。