紙のノートを長い間使ってきています。学校でノートを使うことは当たり前で必要なことです。日常生活を考えても紙のメモはたくさん使っています。まだ手書きもたくさん使っています。紙と鉛筆があればなんでも書いて記録したり、渡したりすることができます。日常生活ではデジタル化が進み、実際の生活では半分近く電子で記録したり、情報を伝えるようになりました。

　子供のうちに「紙と鉛筆を使えるようにする」
　紙と鉛筆で物事を記録することは、大人になってからではできません。子供のうちにやることが必要です。ですから学校で鉛筆と紙のノートで書く力をつけることが重要です。小学校でしかできないかもしれません。書写も同じです。日本の文化をしっかり日本人として身につけるのです。これは今までのやり方でやっていきます。

　子供のうちから「デジタル情報について学ぶ」
　今は子供のうちからデジタル情報があふれています。小さいうちから触れているのにその正しい使い方や情報の性質など身につけないまま大きくなっていきます。そのために子供のネットのトラブルや事件がおおくなっているのです。一律に禁止ということは少し前ならまだしも今はできません。そこで、小学校のうちから入力や使い方を学ぶ必要があります。

　デジタルが導入されると「紙の方がいい。いやデジタルのほうがいい」とついどちらかを論議してしまいます。デジタルに反対の人も賛成の人もいる中で、どちからを決めるというのがあまり良くないと思っています。

　「アナログ」も「デジタル」どちらもバランス良く使うこと

　どちらかではなくどちらもバランスを取って使うことが大切だと思っています。そのバランスは「１：１」というわけではありません。「１：９」だったり、「「３：７」だったりということです。良くないのは意識しないでごちゃ混ぜにすることです。授業の中にデジタルもアナログもみんなつめこんで、パソコンを使いながら、ノートも書いて、板書も書いて、デジタル教科書と紙の教科書を使うようなことがあってはならないと思います。この時間は子供たちに何を学ぶのかをはっきりさせる必要があるからです。これからが大切です。ですから「紙のノートかパソコンか」ではなく「紙もパソコンも上手に使い分ける！」ということを目指していきたいと思っています。