11月6日土曜授業を行います。3時間ですが、そのうちの1時間「石原小の歴史」授業を行おうと考えています。150周年を前に、石原小学校の歴史を子供たちとできたら保護者のみなさんにも届けたいと考えています。
石原小学校の誕生から現在までのことです。
1 石原小学校の名前の変化や校舎のこと
2 石原小学校の卒業生や児童の数のこと
3 石原小学校のできごとや行事などのこと
全校の授業はzoomで行います。あとはyoutubeの限定配信を考えています。歴史を知ってよいところを知って改めて150年の歴史と伝統を感じてほしいと思っています。保護者のみなさんの中には卒業生もいらっしゃると思います。卒業生でなくてもお子さんの通っている石原小の歴史を知っていただき、これからも発展しますよう応援をお願いしたいと思っています。
今、様々な資料から勉強をしています。たくさんあるのですこしずつお知らせしようと思っています。子供たちとはクイズ形式で一緒に楽しく学びたいと思っています。
これは小さな冊子なのですが「石原小90年のあゆみ」をまとめた当時の新島秀一校長先生が
、昭和38年度の卒業生のためにさらにやさしく編集したものです。
前書き
祝卒業
昭和33年4月入学以来六ヶ年間みなさんの努力と御家庭のみなさんや先生方の御指導で心も身体もこんなに立派になりました。
中略
それ等の数多くの思い出をいだきながらみなさんは中学生となるのです。みなさんの母校石原小学校も今年は創立90周年の記念の年を迎えたのです。この年の記念として卒業祝に石原小学校の沿革の大要の本を差し上げることとしました。
私たちのこの石原小学校が初めてできたのは明治6年でした。その頃の石原村は家の数も400軒位で人口も1900人というさびしい村でした。学校も2つできて生徒は50人位というから今から考えると驚くほどの学校だったのです。
その石原小学校がだんだん発展してこの90年に戸数3700戸以上人口は15000人以上に児童も1550人と驚くほどになりました。90年間、それは長い年月であります。卒業した生徒は10000人以上になりました。勤められた先生方も400人も居りました。
この間地区の方々は石原の子供達を立派に育て幸福にしてあげようと非常な努力をしてくれたのです。校地も拡張し校舎もつぎつぎと建ててくれました。その中で勉強し卒業していったみなさんの先輩は世の中の各方面で立派な仕事をしているのです。みなさんはこの石原小学校の90年間のいろいろなことをよく知ってこの学校を大切にし校訓にあるように
強い子供に 正しい子供に 睦ましくできる子供に
なって先輩の卒業生にまけないようにいたしましょう。
学校を立派にする。母校を愛する。それはどういうことでしょう。それは校舎とか設備とかを立派にしていくことばかりではありません。それ以上に大切なことはそこに学ぶ子供たちがまた卒業した者達が、自分自身の力を思う存分伸ばして社会にでて立派に働き幸せになることなのです。それが母校石原小学校を愛することがであり石原小学校を立派にすることなのです。そうしたとき母校石原小学校はますます栄え90年受け継いできた学校の生命は立派になって次の生徒たちにつたわっていくのです。
卒業していくみなさんが元気で立派になって幸せな一生がおくれるように心から祈ってお祝いの言葉といたします。昭和39年3月 第9代校長 新島秀一
新島校長先生の言葉が心にしみています。歴史の区切りに石原小学校を一緒に振り返り 一人一人の石原小学校の子供たちになにか伝えたいと考えています。