実践して気付いた課題
課題1 メンテナンス 充電 充電ができていないと使えなくなる。 → 充電保管庫で解決できると考えるが、アップデート等の問題も考えられる。
課題2 不安定なWIFI接続 強力なアクセスポイントといえども、通信が切れることがある。40%~100%と状況によってちがう。つながらない場合は つながっている予備タブレット機を渡さないと授業が継続できない。LTE接続は安定している。
※ 業者の方は、「つながるはず」とおっしゃっているが学校の教室環境は過酷なためにビジネス環境と比べると強化が必要であると考えられる。
※教室環境は過酷。様々な子供たちの指導と児童と同数のタブレットのトラブルを一人の教師が担当することは不可能である。
課題3 教員の不安1 回線
回線がつながらないと授業に対して不安に感じる。教師は一度回線がつながらなくて授業で苦労すると、次に使う気力がでない。そこまでしなくてもよいという感覚になるくらい。回線がつながらないということは重大である。
課題4 教員の不安2 子供の方が使える
子供はタブレットに慣れていて、どんどん使えてしまう。使い方やトラブルを質問されても答えられない教員は不安である。研修をしても普段使っていない教育ソフトを授業中だけつかうのは教師には負担が多くなる。
課題5 準備に対して 使う時間がすくないと使わない。
PCを使った授業は準備が莫大にかかる。同じ授業をほかの教員やクラスがすれば効率は上がる。しかし1時間のうちに10分程度しか使わないのであれば、教員は使わない方を選択する。もし使う場合は半分以上の時間を使わなければ、準備に対する対価はない。つまり、もしPCを使うのであれば授業時間の半分程度の使用時間が必要である。
課題6 ノートと黒板の授業の方が教員は楽。
もし、ノートと黒板で今までの授業をするとの、GIGAの授業ではノートと黒板の方が慣れていて楽である。やらなくてよければやらないほうが良いという意見が多くなる。とくに算数、国語の教員は、授業スタイルが固定していて入る余地がない。ノートと黒板の授業のほうが良いと考えている。
課題7 授業・ソフト・ハードの3つの側面をそれぞれ幅広い人材で考えないと情報教育主任の負担増
授業 授業に関しては情報教育主任が考えるレベルを超えている。授業支援は各教科担当が考えることが
重要。「専門ではないのでわかりません」と国語、算数・数学担当の先生がいっていると浸透することはむずかしい。
ソフト ソフトがまだまだ未成熟である。ソフト会社と学校が連携する必要がある。
校務支援ソフト使いづらいのと同じ状況になると思われる。
ソフトに関しては、今後のオプションも必要である。
ハード ハードの接続に課題がある。電子黒板との接続 LANとの接続 インターネット接続 つながらなかったときに「プラグイン」とか「バックアップ」とかの体制を本気で検討することは重要である。